無添加だしパックで有名な「茅乃舎だし」。
メディアなどにも取り上げられ、店舗も増えて、知らない人は少ないのではないでしょうか。
そんな「茅乃舎だし」ですが、実は無添加じゃないとの話を耳にしました。


茅乃舎だしとは
茅乃舎だしを販売している茅乃舎の母体は、久原本家という福岡県の調味料・食品会社です。
近年のスローフード運動の影響を受け、化学調味料・保存料は無添加の「茅乃舎シリーズ」の調味料が誕生しました。
その中の「茅乃舎だし」は、真昆布、鰹節、うるめいわし、焼きあごを粉末にしてだしパックに詰めた、和風だしです。
味噌汁から煮物まで幅広く使えます。
また、袋を破って中身を調味料としても使えることでも有名です。
茅乃舎だしの原材料
茅乃舎だしの原材料はこちらです。
風味原料[かつお節、煮干しエキスパウダー(いわし)、焼きあご、うるめいわし節、昆布]、
でん粉分解物、
酵母エキス、
食塩、
粉末醤油、
発酵調味料、
(一部に小麦・大豆を含む)


上から順に見ていきましょう。
風味原料
「風味原料」のかつお節、煮干しエキスパウダー(いわし)、焼きあご、うるめいわし節、昆布は、国産です。
(煮干しがエキス化されているのは気になりますが、、、)
でん粉分解物
芋やとうもろこしのでん粉を過熱・酵素処理し、粉分解物を精製・分離した水溶性食物繊維です。
でん粉分解物が持つ結着性で、原料同士が固まらないよう品質を安定化させます。
また、でん粉分解物の溶解性で、だしが短時間で出やすくします。
茅乃舎だしではタピオカの原料として知られるキャッサバ芋のでん粉分解物を使用しています。
酵母エキス
酵母を培養し、成分を抽出したものです。
酵母は、食物を発酵させる微生物で、ビール、パン、ワイン等の製造に使用されています。
茅乃舎だしでは一例としてパン酵母を利用しています。
酵母エキスについて詳しい記事を書いていますのこちらもご覧ください。
<参考:酵母エキスとは?添加物ではないの?>
食塩
九州の海水で作った海塩を使用しています。
<参考:塩の選び方ポイント3つ。おすすめの塩はこれ!>
粉末醤油
醤油を霧吹きスプレーのような状態で噴射した際に、高温で水分を弾き飛ばして粉末にします。
粉にするために「でん粉分解物」を使って固めています。
発酵調味料
大豆、小麦を発酵させて作るうま味成分です。
<参照:茅乃舎HP>
茅乃舎だしは無添加じゃないの?
上記の茅乃舎だしの原材料は全て、食品添加物ではなく食品として国が指定しているものなので、「無添加」です。
茅乃舎のパッケージには「化学調味料・保存料」無添加と書いてあり、この記載も正しいです。
ただ、本来だしは、鰹節やいわしや昆布などの原材料のみで十分なところ、酵母エキス等が「添加」されています。
なので、純粋なだしを求めている方には不向きです。
最近は無添加と記載はあっても酵母エキス等のうまみ成分が入った商品がたくさんあります。


無添加だしパックの原材料
愛用しているだしパックの原材料はこちらです。
にぼし(長崎県製造)
かつおのふし(伊勢志摩製造)
こんぶ(国産)
しいたけ(国産)


ちなみにこちらは、<【生活クラブ】>のだしパックです。
関連記事はこちら。
<生活クラブのおすすめ商品7選!ほぼ生活クラブのみで生活しています。>
<生協の宅配はこれがおすすめ!実際に20年以上使っています!>
<生活クラブ生協の出資金て何?送料は?商品以外の費用を徹底解説します!>
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茅乃舎だしは無添加じゃない?栄養士のばーばが原材料を徹底解説!のまとめ
茅乃舎だしは、国が指定している食品添加物は入っていないので、無添加です。
ただ、酵母エキス等のうまみ成分が入っています。
本当に無添加のものを求める場合は、しっかりと商品の裏の原材料表示を確認しましょう。
<参考:酵母エキスとは?添加物ではないの?>